2013年11月4日月曜日

【なかまの家の宿編】北海道は道東旅行~。





―HPから引用したよ―

特別なおもてなしはしませんが、この土地ならではの「時間」や「体験」を求める人を歓迎しています。
それは例えば、牧草地を散歩したり、牧草ロールの上によじ登ったり、ホタルが飛ぶのを眺めていたり、動物の餌やりをしたり、満点の星空を眺めたり・・・。
そんな時間を過ごしたい方におすすめの宿です。






宿を選ぶ基準は人それぞれ。

価格だったり、立地場所だったり、利便性だったり、時間の質だったり。



わたしはその土地で過ごす時間や感じることを大切にしたいなぁ~と思っていて、そんな時に「なかまの家」に出逢いました。

この宿やご家族に出逢うためにここに来たんじゃないか、と思うぐらい大好きになりました。

一緒に過ごしたあの時間やあの風景が恋しくなるぐらい、大好きなのです。







宿の住人達のご紹介!こんちは。元気っこケンです。ハァ~ハァ~~。

とっても人懐っこくて、サービス精神旺盛で、興奮したら勢いよく飛び掛ってきて、、、なんといっても可愛い!!








あっ、ど~もど~~も、シムです。いつも一心不乱に草をムシャムシャ食べてます。

見よ!この妊娠中かと勘違いしちゃうぐらいのお腹のたれ具合、、、。いや人のこと言えないんだけどさ。うぅっ。

こうして食べてくれることであたりを綺麗に掃除してくれ、ぐんぐん伸びた毛はのちのち羊毛となるのです。








コケコケコケッ。コケコッコー!

餌をつつきにケンちゃん(わんこ)のお家に侵入しては、ケンちゃんに怒られていました。








グヮッ、グヮッッ。アヒルさんが3匹。アヒルの歩き方って可愛いなぁ。

奥は郁子さん(なかま母)のビニールハウス。その奥が畑で、またその奥がシムのお家。







裏山から水が湧き出ていたよ。







なーめーこーーー!!!つやっつやで、つるんつるんで、ぷっくりん。

雨が降った翌日だったので、ぶわぁ~っと元気よく出ていました。(効果音多いよね・・・)







ジャジャーーン、こんなにたくさん!(だから効果音多いって・・・)

一緒に採らせてもらったのだけど、楽しすぎるー。うふふっ。







さっき採ったなめこのお味噌汁。ぷりぷりでうまーーい!

御飯がね、すごく美味しいの。
使われている食材は、自家自然菜園のお野菜やきのこだったり、物々交換したお米やお野菜だったり。
丁寧に調理して作られた御飯たちは、心と身体に感謝が行きわたります。
「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」、その言葉の源。

そしてこのお品書きがニクイ。笑 
宿主さきちゃん(なかま娘)の、食材への愛情とお客さんへの心遣いがヒシヒシと伝わってきます。







朝御飯に出してくれたジャムは、自家製ジャム。

食材は物々交換のみかんだったり、自家栽培のルバーブだったり、裏山で採れたクワの実だったり。

ニワトリが朝産んでくれた卵のスクランブルエッグや、朝摘んだ野菜や、淹れたて珈琲は最高のしあわせなのであります。






薪ストーブの炎と、そこから伝わるぬくもりには不思議な魔力が宿っている思う。

なかまの家に到着した日は雨降る寒い金曜日でした。
電車を降りて地図を頼りに宿へ向かいます。
こっちで合っているだろうか・・・不安になりながら歩いていると、モクモクと白い筋が空へ向かって伸びているのが見えました。

そこには人の暮らしがありました。
炎の熱を利用して料理したり、洗濯物を乾かしたり、アイロンをかけたり。

温かい空間は安心感をもたらします。
薪ストーブを囲んでおしゃべりしたり、お茶を飲んだり、本を読んだり。

電気やガスにはない、現代文明が発展するにつれ忘れ去られていった、生活の知恵がたくさん詰まっているのです。







でねでね、郁子さん(なかま母)すごいんだよーー!
お野菜を育てているのはもちろん、羊毛から糸を紡いで手袋やかばんを作ったり。
フェルト雑貨を作ったり。
山が大好きで、テント背負ってガツガツ山に登りに行ったり。

この白いもわもわはシムの羊毛。その羊毛から糸を紡ぎ暮らしに必要なものを作ります。

最近のわたしは持ち帰った羊毛を見てはシムを思い出し、ほっこりする日々。うふっ。







薪ストーブを囲んでの手仕事は、糸紡ぎやフェルト・編み物教室。

話がどんどん盛り上がり、手より口の方が動いていたけれど、、、へへっ。







ポットマット製作中。針でプスプスプス、、、プスプスプス。模様をいれていきます。

少しずつ出来上がっていく様子が嬉しくて、手を止めては眺めて、またプスプスプス、また眺めてはニヤニヤ、、、進まない!








こちらが噂のフェルト雑貨たち。詳しいご紹介はコチラ

すごいでしょー?可愛いすぎるでしょー!?えっへん。







興奮冷めやらぬままトイレへ行くと、ステンドグラスの入ったこんなきれいな窓が。







「五十石の湧き水です」。そこにこんな可愛い貼り紙も。







2階では、ちっさな羊がひなたぼっこしながら案内してくれます。

「お部屋は2階でございま~す。」って。あっ、これはあくまでもわたしの妄想なのでご注意を。







近くにこんな昔の農機や、学校跡のコンクリートの土台がありました。







夕日に照らされて透き通る葉。なんて美しいんだろう。








パシャリ、写真を撮りあいっこ。左にケンちゃんもいるよ。


さきちゃんは、この土地のこと・なかまの家のこと・このお宿に集まる人たちのこと・この土地を好きな人たちのことを愛しているのだなぁ、と感じました。
その愛する気持ちが伝わってきて、わたしもこの土地や宿・人が大好きになったのだと思います。
強い強いパワーを持った人なのです。


しかも罠猟の免許も持ってるの!お父さん(なかま父)と2人で仲良く取りに行ったらしい。笑
これまで”お肉をいただく”ということに葛藤があったのですが、ここに来てなんだかストンと肩の力が抜けて頭がすっきりしたように思います。
その話はまた後々。



とてもとても理想な暮らし。
このまま大量生産大量消費を続けていくと、地球の資源はきっと近いうちに消えてしまう。
全てのいきものの暮らしが連鎖するこの地球で、ある1つのものが「消える」ということは、地球全体が大きくバランスを失うということ。
崩れていくその負の連鎖を止めないと。止めれないとしても努力をしないと。
その1つの方法が、「衣食住を自分たちの手でうみだす暮らし」なんだと思う。
大きなことは出来ないけれど、ひっそり小さくコソコソと暮らしてゆきたいものです。
もちろん楽しみながら。もちろんもちろん大切な人と。



そんなこんなの、たくさんの事を学び、たくさんの幸せを感じた日々なのでした。
ありがとう。たくさんの愛と感謝をこめて。

HPはこちら。








2 件のコメント:

  1. さゆっぴさん、何でこういうセンスあるお店や宿を見つけるのが上手なんですか〜??
    さゆっぴさんの情報源が一体全体なんだろうかって、いつも不思議に思うのです。
    『なかまの家』、是非行ってみたい。写真も綺麗で素敵ですね。

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  2. とーるさん、お久しぶりです^^
    えぇっ、上手ですか!?全くもってそんなことないです!でも褒められて嬉しい~。へへへっ。
    情報源・・・なんだろう。TVや雑誌は全く見ないので、人から教えてもらったり、ネットサーフィンしてるときにたまたま見つけたり、とそんな感じです(笑)
    あっ、北海道で見つけた「スロウ」という雑誌はとっても素敵で、向こうにいる間よく見てました。
    スロウ⇒http://www.n-slow.com/index.html
    『なかまの家』ぜひぜひ!とーるさんもきっと大好きになると思います。
    ただいまーって言いたくなるような、そんな温かい宿なんです。

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