2013.10.27open
人と街とを繋ぐ宿
入り口を入ってババーンと広がる正面カウンター。いや、もうこれだけでカッコいい。
テーブルだけれど、元はドアだったのかな?手前に取っ手部分。
階段上がってお2階へ。
萩のものでいっぱい。萩布、萩ガラス、萩醸造酒のビンに萩の砂、萩タイル、、、すべてに意味があり、想いが詰まってるのだろうな。
ソファーのカバーはジーンズリメイク。だと思っている。
照明使いがもうたまりませぬ~。
ちょっと下を覗き見~ふふふっ。
ネットはfree。もちろんwifiもあるよ。
トイレと洗面台。この奥がシャワー室。この扉がまたすごい!
女性専用ドミトリー(1泊2800円)。秘密基地みたいだねーーっと三十路が大はしゃぎ。うふっ。
ベット端に置かれた小さなカゴがこれまたニクイ!
4階には、男女混合ドミトリーと個室がありました。わたしたちが泊まった女性ドミは3階。
朝食(別途300円)は、愛情たっぷりの手作りパンプレート。おいしー。
器は大屋窯さん、コップは萩グラス、ジャムは柚子屋などなど、もう萩への愛がヒシヒシと伝わってきました。
木プラス鉄、カッコよすぎます。
うわぁーーーとお友達とまたまた大興奮。
なんだかもう全てがかっこいい。
訪れたとき中原さん不在だったのですが、お母様と少しおしゃべり。紅茶とお茶菓子の心遣いに感動なのであります。
可愛いかまどで炊くゴハンは最高においしいのだそう。想像するだけでヨダレが、、、。
ここで毎週のように宴会だなんて、楽しすぎるよー!
どんなトイレになるのかどきどき。
そこだけ時間の流れ方が明らかに違っていて、異空間に迷い込んだような、そんな不思議な感覚。
2010年の「Casa BRUTUS」という雑誌で器特集の号があったのだけれど、その中で心に残った写真があったのね。
”土地と器、そして作り手”その調和の中で生み出される空間、を切り取った写真。だった記憶。
それがここ大屋窯さん。知ったのは訪れる前日だったのだけれど、、、なんだか感動だよー。しあわせ。
今回見せてもらったのは、大屋窯を開窯された濱中月村氏の萩焼。史朗氏の器も見たかったなぁ。
かっこいいな、かっこいいなぁ。煮物を入れるお皿を買おうか迷った末、断念・・・。あうっ。
工房と、奥に続く道。左側に見える半円形型をズーーーム、、、
ドンっ!大きな登り窯。
窯に入れて焼いたらあんな色になるんだもんね。
いつか、器を焼きたい。もちろん土作りから。その土地の土でじっくり時間をかけて。
萩には短い滞在だったのだけれど、また絶対ここを訪れたい!という気持ちが日に日に強くなる。
それはきっと、萩が大好き!というパワーのある人たちにふれたから。
宿のオーナーさんはもちろん、宿の至るところにその想いは込められていて、見ているだけで楽しくなるの。
宿が出来上がるまでの過程を知ると、好きにならないわけがない。
きっと、ここゲストハウスrucoからどんどん広がってゆくんだろうな。なんて素敵なんだろう。
でね今回気づいたことは、わたしは生まれ故郷の大阪のことを全く知らないし、愛そうとしてなかったな、って。
大阪のおすすめは?と聞かれて答えていたことは、通天閣とか道頓堀とかたこ焼きとかおばちゃんとか、そんな表面的なことだった。
土地とその地に生きる人、風土が生み出す暮らし、について知ろうともしなかった。だって都会だからって、頭の中で区切っていたのだと思う。これ偏見ともいう。
反省だ、反省だーーー。ひぃ~。
次回大阪に帰ったときは、町並みや暮らしをゆっくり見て歩こう。
わたしの生まれ育った土地はこんな素敵な場所で、こんな情熱を持った人がいるんだよーって言いたいな。
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