2013年6月22日土曜日

イエローケーキ~クリーンなエネルギーという嘘~などなど。



森の中を歩いていると、たまにナニか強い力を感じる場所に出会う。

それはただの思い込みなのかもしれないけれど、でも”惹かれる場所”が存在する。

人の目に映るモノなんてごく僅かなのだろうな。






老樹を囲むように、たくさんの若木たちが空へ向かって伸びていて、

それは老樹を守るかのように。支えているかのように。


でももしかしたら、老樹が若木にいのちを与えているのかもしれない。

森で生きるものたちのために、次世代のものたちのために、老樹は土へ還っていくのだろう。






わたしたち人間は、次世代をいきるものたちのために何ができているだろうか。

ただただ自分たちの欲望のために、目先の物事にとらわれて進んでいるように感じてしまう。



自分自身に問いかけてみる。「わたしは何をしている?」。


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原子力発電の燃料として使われるウラン採掘の裏に隠された真実を暴くドキュメンタリー。
放射性廃棄物の実態や、現地の人々が採掘所に勤務する背景に迫る。




100,000年後の安全 [DVD]

原子力発電所などから排出される放射性廃棄物。
無害になるまで10万年はかかるといわれるそれらを、地下に埋めて管理しようと、フィンランドに建設中の放射性廃棄物最終処分場“オンカロ”。
核廃棄物施設内や作業する人々、核の専門家などへのインタビュー、施設を取り囲む雄大な自然を淡々と描き出す。




チェルノブイリ・ハート [DVD]

1986年4月26日に起きた旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故。
それから16年、いまもなお被爆被害に苦しむ人々の姿をつづったドキュメンタリー。


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わたしたちが当たり前のように使っているエネルギー。

そのエネルギーがどのように生みだされ、どのように処分され、どのような影響をもたらすのか。

産出国に暮らす人々や土地の犠牲の上に、わたしたちは安全な場所にいてエネルギーを享受している。

「原子力発電所は良いか、悪いか」ではなく、「これ以上増やすのか、減らしていくのか」なのだと思いました。

映画で映し出されることはほんの一部分でしかないのだけれど、でも何が起きているのかを知るきっかけとなりました。




イエローケーキ」という映画の中で、オーストラリア先住民族の土地が映し出されていて、

ウラン鉱石が眠るその土地を、採掘会社が躍起になって買い取ろうと動いていました。

でも、先住民族の長ジェフリーは、

「なぜこの美しい土地を掘りかえす?汚れなき環境で生き、きれいな水を飲みたい。」

そう言って世界一の金持ちになることを拒んだのです。




「お金」や「目に見えるもの」だけを優先する今の社会では、この決断は難しいものだと思います。

そして自然から離れてしまった今の暮らし方では、化石燃料や原子力エネルギーが不可欠なものになっているのも事実で。

でも不可欠だと思っているエネルギーは本当に必要なものだのだろうか?

ただ「暮らしやすいから、便利だから」と自分の欲求だけで選んでいるものが多いはず。現に私がそうだから、、、。

そんな暮らしに違和感はどんどん大きくなる。

その人がどのような世界観や思想を持っているかにもよるけれど、わたしはジェフリーのような生き方がしたい。




もう一度自分自身に問いかけてみる。

「未来を生きる子どもたちのために、これからどのように生きていきたい?」


なーんてそんな事を言いつつ、意気地ナシなわたしはどう動けばいいのか分からず思考ストップ中。

とりあえずこの大きくなる違和感を取り除いて、幸せだなぁーと思う生き方がしたいのであーる。

自然の中で、自然に感謝してのんびり暮らしたいのであーる。


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