2012年11月7日水曜日

マヤ―天の心、地の心―



10/27~11/9
CINEMA AMIGOにて、「逗子フェアトレード映画祭」開催中!!



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”マヤ暦5125年の周期が終わり、新たな世紀が始まる。
 グローバリゼーションで地球の破壊が進むなか、
 危機に立ち向かう現代マヤ人を描いたドキュメンタリー映画



天空の中、雲海の映像から物語は始まりました。
第六感、そして自然の摂理に従って生きるマヤの人々。


彼らは言います。
「人間は生き方を忘れてしまった。自然と調和することができなくなってしまったのです」と。

森林伐採、遺伝子組み換え、鉱山開発、自由貿易。
人間の支配(所有)欲が生み出した様々な歪み。




マヤのある女性は言いました。

「白人は物事を分けて考える。
人と、木と、家のつながりなんて気にしていない。
自分が他のものの一部であると考えてないのです。
私たち先住民にとっては、すべてひとつです。すべてがつながっているのです」





自然界の掟を破って進むその先に、一体なにがあるのだろう。
自然とのつながりや生命のめぐりあわせを忘れてしまったらどうなるのだろう。


そんな疑問が心に残りました。
様々な犠牲をはらって発展してきたこの社会を否定するわけではないし、
その社会の上で生きているのだけど・・・。


たくさんの気づきをくれた映画。
これから少しずつその気づきを自分の中で消化していけたらいいな。


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今週11/9(金)まで逗子のシネマアミーゴで上映しています。
お時間のある方、お近くの方はぜひぜひ!





5 件のコメント:

  1. 興味深い映画だね。私も是非見てみたいよ。

    そうそう、マヤ暦、終わってしまったのだよね。
    前に、マヤのシャーマンの人が『自分の持っているもので、そのルーツの全てがわかるもの(例えば、綿なら、どこの種を使って、誰がどこでどのように作っているかがわかるもの)を集めて、小さい祭壇を作ってみなさい。まず、その集めれる物の少なさにあなたは驚くだろうし、いかに、根源との繋がりを人間が切断して来てしまったか、感じさせられるだろう』と言っていた。

    実は、アメリカにいた時、ずっとね、先住民の人たちと一緒に、抱える問題に対して活動していたのだけれど、一番大事なのは、人種を越えた全ての人が、地球の先住民であることを再確認しなくては行けないのだと思う。自分のやる事成す事が、全てに繋がっている事、本当に日々、痛感されるよね。
    そして、先住民の人や、地球には、沢山の悲しみや辛い人生を送っている人たちが至る所にいるということを、心においていたいし、それは、自分の悲しみでもあるんだよね。それが、今を生きることに繋がってくるよね。

    「魂の涙 カナダ先住民が問う日本企業のリゾート開発」
    シュティカのインディアンの人たちが、ブースキャンプを長年たてて、開発に静かに、講義しているドキュメンタリー。色んな政治も絡んでいるけれど、多分これは、日本語で見れると思う。良かったら、探してみてね!このキャンプに2週間程滞在したのだけれど、ものすごく水が綺麗な山間の場所で、メインのインディアンのリーダーは、本物の今を生きる先住民だったよ。彼らは、世界の水が汚染始めたら、世界中から、この水を人々は奪いにくるだろうって言ってた。ちなみに、彼らの一人が作るご飯は、すごい美味しかった!毎日、癒されたよ。私が『あなたの作るお料理は、ソールフードだね。魂に響くよ!』と伝えたら、すごく喜んでくれたよ!
    ちなみに、カナダ政府は、数年前に、このシュティカの土地の買収を諦めたよ。これは、本当にすごい事だ。

    さゆっぴ、ごめん!
    この話題だと、ついおしゃべりな自分になってしまって、沢山伝えたくなってしまう!長いコメントでごめんね。

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  2. さゆっぴ、ごめん!
    先ほど紹介したドキュメンタリーのタイトルね、
    『静かなる闘い シュティカ 冬の魂』でした。
    間違えちゃった!失礼しました。

    ご参考までに。

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  3. kaoriさん

    コメントありがとう。kaoriさんの言葉はいつも心に響くよ。すぅーと、でもじっくりじっくり心と身体に入っていくんだ。そしていつも救われるの。きっとその言葉に魂が込められてるからなんだよね。いつも本当にありがとう。

    わゎっ、先住民の人たちと活動を!?知らなかった、そうだったんだ!!
    以前、「自分が生きている大きな理由だと思うことの一つは、自分の存在がほかの命の役に立つことをすることだと思うから、そういう志を胸に今をしっかり生きたいと感じています」とメールをくれたよね。それからね、ずっとその言葉の意味を考えていて、この映画を観てハッとしたんだ。全てはつながっているんだよね。自分の成す全ての事柄で、どこかで笑顔になる人もいれば泣いている人もいる、痛いと悲しんでいる人もたくさんいるんだよね。そういうことをしっかり心において、自分ができることを考えながら生きてゆけたらな、と思ったよ。

    シュティカのインディアンの人たちとの生活、どんななのだろう!?と想像しただけでわくわくしちゃった。あぁ~そのお料理食べてみたいっ!美しい土地で育まれたお水やハーブや野菜、それを心から感謝し調理して出来上がったお料理は、もうそれはたまらなく美味しいんだね。お水もその土地もそこに暮らす人たちも守られるといいな。ドキュメンタリーぜひ観てみる!教えてくれてありがとう。

    この映画を観て気になったのが、シャーマンと呼ばれる人。具体的にどんな存在の人なのか理解できてないんだけど、でもすごく気になったの。kaoriさんに言葉をくれたマヤのシャーマンの人が言う、「ルーツが全てわかるものを集めた小さな祭壇」、これやってみようと思う。今のわたしの暮らしの中で、ルーツが全てわかるものはあるんだろうか、、、。あまりの無さにきっと驚くだろうな。

    あわわ・・・長いコメントになってしまった!汗。読んでくれてありがとう。

    PS・kaoriさんのソウルメイトの従姉妹さん、アルピニストなの!?わぁーわぁーーーお話ししてみたいなぁ!山について色々聞いてみたいな。


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  4. 毎回さゆかのブログを読むと、自分の生きている社会の汚さに気づかされるわぁ。
    自然を切り開いて大きなビルを建てる、海を埋め立てて空気を汚す工場を建てる・・・。
    けど、そんな社会でしか生きていけない自分。
    仕事にも誇りを持って、自分の精一杯頑張っているけど自己満足なんだろうねぇ。
    まさに自然と調和することができてない…。
    毎日時間に追われて自然も感じられない街で、毎日それなりに幸せを感じて生きているけど
    さゆかの文章を読むと、自分の生活している範囲って狭くて汚くておぞましい世界だなぁって思う。
    こんな自分と、どんどん綺麗な世界に行ってしまうようなさゆかが、また会ってくれるのかな?
    とちょっと不安になるね。あたしが汚してしまいそう…。
    今日も梅田の真ん中で大きいビルを完成させるために仕事がんばる。
    けど、自分に出来る事も考えてみるね。
    なんか変なコメントになっちゃってごめんよ~。

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  5. とどさん

    コメントありがとう。って、何を言うあるか!!わたしはとどさんに会いたいよ。たわいもない話をして爆笑したり、時には真剣な話をしたり。ワシさんとのノロケ話でも、めずらしくわたしのノロケ話でもいいし・・・ほほっ、笑。人一倍責任感が強くて誇りをもって頑張っているとどさんのこと大好きだよ。本当に。だからそんなこと言わないで。

    このビルが建ち並ぶ社会が汚いわけでも悪いわけでもないと思う。善悪なんて存在しないんだと思う。そこには大切な命があって、悦びや悲しみ・幸せや苦しみがあって、様々な物語があって。生命の営みがある愛おしい世界だと思う。
    でもね、自己の利益だけを求める利己主義や資源搾取の社会には疑問を持つ。そのために犠牲になって悲しんでいる人がたくさんいるんだよね。そのことを心におくことで今身近にある資源を大切にするし、感謝して守りたい気持ちが大きくなるんだと思う。

    「わたしたちが生きることを助けてくれているものに対して気を配っているだろうか?なにかが欲しいとき、なんのためにそれが欲しいのか、なんのためにそれをしたいのか?」そのことをきちんと考えて知ることが大切なんだよね、きっと。自分のできること一緒に考えてこうね。

    って、わたしも長文コメントになってもたよー汗。
    寒いから温かくしてね。今度会ったとき鍋を囲んでいっぱいしゃべろー!!

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